ある程度、テスト前に勉強すれば
そこそこ上位の成績を取ることが出来ました。
運動神経というものも悪くなかったです。
むしろ、良かった方だと思います。
あまり苦労に触れる機会がなかった
それがきっと僕の源流に繋がる雫のひとつになっています。
今、こうして振り返ってみると
小さい頃、小学生の頃かな
そのくらいのときに何かひとつ挫折を味わっていれば
今の僕はもう少し強かったかもしれません。
強いとか弱いとかそういうものに対して
こだわりはないですけど
ただ、もう少し早く自分と向き合うことが出来たのではないか
と思うんです。
苦労に触れる機会がほとんどなかった人生だったので
特に「熱中した」ということもなく
ただ「無気力な日々」を過ごしていました。
努力を知らない人間でした。
小学生の時はそれで良かったんです
全てにおいて、結構出来たから。
ほら「足の早い子」って異性にモテたでしょ。
きっと自分に酔っていたのだと思います。
「できた」から、「できてた」から。
けど、中学生の頃からかな
環境が変わってきたのは。
僕に出逢ったことのある人は知っていると思いますが
僕、背が低いんですよね。
どうあがいても、体格差というものは埋めることができません。
徐々に今までの自分像を【維持】することが難しくなっていきました。
僕の中で自分というものの存在が消えたひとつの時期です。
少しずつ
人から注目されなくなっていきましたね。
そう思っているのは自分だけで
他の人はそんなこと気にする事柄じゃない
っていうのはわかってます。
けど、
当時の僕はそこまで想いを巡らせることは出来ませんでした。
寂しかったですけど、注目が薄らいでゆくのは
仕方のないことです。
でもそれが「挫折かどうか」と問われたら
そうではないと答えるだろうし
人もそう思うでしょう。
どうすることもできず
僕は逃げていきましたよ。
「現実」というものから
そうすれば傷つくこともないし。
逃げた先にあったものは
「好きなもの」ではあったけど
「心から好きなもの」ではなかったんです。
・桃鉄 駅を買い占め、一人勝ちをする。一人だけ億万長者になる。
・A列車で行こう 巨大な街を作る。
・パワプロ マイライフで賞を総なめし、成績も圧倒的に1位になる。
どれも「バーチャル」に頼った僕の存在の誇示です。
それもすばらしい自分であるというわかりやすい指標【数字付き】の。
続く。
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