オーストラリアの先住民は
ある年齢に達すると
何ひとつ持たず
放浪の旅にでるらしい。
そのことを
Walkabout
という。
昨年、出版された
Walkabout
という
名前の写真集がある。
写真家
竹沢うるま さん
の写真集だ。
いつ
どこで
僕が
彼の存在を知ったのか
わからない
遥か昔のような気もするけど
知ったのはここ1年の話
昔を感じる
ということは
僕のなかにも
写真のような
《瞬間》が
あった
ということなのだろうか
この写真集を
眺めていると
僕の
命が
燃える
そんな感覚に襲われます
Walkabout
インディアンの
ビジョン・クエスト
みたいだ。
最後に裏表紙の帯
沢木耕太郎さんの
コメントを
《ここには、もし、私に確かな「腕」があったなら、
世界をこのように撮りたかったという写真が存在している。
そして、その写真群には、竹沢うるまという男の
烈しい生き方が映り込んでいる。
背後に甘い死の匂いを漂わせながら》
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