夜、ひとりで色んなことに触れていると
どうしても気持ちが落ちてしまう。
みんなの輪の中に入れなかったし
入りたいという気持ちがわかなかったあの頃
正直いって
高校の同級生で僕のことを覚えている人なんて
ほんの一握りだと思う。
どう人と会話して良いかわからなかったし
どうやって笑ったら良いのかわからなかった。
ただ、学校に行き、家に帰る日々。
部活は2週間も行かずに幽霊部員。
お昼は一人で食べることが多かったなぁ。
何かに熱中したという思い出がない。
みんな「あの頃に戻りたい」というけれど
僕には「あの頃」というものがない。
【青春】というものが抜け落ちている。
人前で歌うことも出来ないし
現代文の文章を読み上げるだけで緊張する。
ましてや、人の輪に自ら入っていくことなんで出来ない。
卒業アルバムに載せる写真がなかったので
わざわざ写真屋さんに楽しそうにしている写真を撮ってもらったくらい。
僕はもともと根が暗くて人見知り。
話しかけられてもろくに返事も出来ない。
「友達と遊ぶ」
というごく普通の高校生活を送ることがほとんどなかった。
人がたくさんいるとどうしてよいかわからなくなる。
わからなくなるから、あえて反対側を選んだり
クールなキャラクターを演じてみたり。
僕はずーっと
「森君」って呼ばれ続けてきた。
中にはあだ名や呼び捨てで呼んでくれる人もいたけど
僕が仲が良いと思っていた人でさえ
僕のことを「森君」と呼んでいた。
きっと、僕はたくさんの人に気を遣わせていたのだろう。
「森君」と呼ばれ続けた僕は苦しかった。
なんで僕だけ「君」って呼ばれなきゃいけないんだろう…と。
過去はもうやり直せない。
昔は高校時代をやり直したいとか思っていたけど
今はもう、そのようなことを思っていない。
ただ…学生の人には言いたい。
悔いが残らないといことはないかもしれないけど
悔いのない学生生活を送ってほしい。
二度とないその青春を。
今という時間を精一杯生きてほしい。
今、高校時代を振り返ってみてどう思うか。
と問われたら、どう答えるのだろう…。
わからないなぁ。複雑。
あの頃があったから僕は今、僕の世界を信じることが出来ているのだろうし。
でも、、、ほんのちょっとだけでいいから
【高校生】という時間を味わいたかったなぁ。
人の輪に入れなかったという経験が
僕の中で【無視】という存在としてある。
それが今の僕の世界観に繋がっていると思う。
疎外感という感覚は本当に虚しい。
おやすみなさいZzz…
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